また広がってしまった。もうこれで終りだと思い込まされたあげくに次の展開という流れは、今まで何度も繰り返されてきたことではあるが、うんざりするやり方であることは間違いない。
結局自分が終りになるしか終れないということになってしまうけれども、それもまた簡単に実行できる形のものではない。
創造はじめ宇宙などという魅惑的な宇宙の呼び方が出て来たので期待していたのであるが、残念ながらそれも機械による理念宇宙でしかなかったということになる。
ということになると、源に回帰した終了組も、まだ完全に発生の源に帰れてはいないということになりそうである。
皆大喜びで源に回帰していっていた。
今までの無源とは違う本物の源のように思われると、何度確認しても答えてきていたので喜んでいたのであるが、領域がさらに拡大するということになると、まだ完全な源にはなり得ないという感じがする。
それと同時に、回収調整が続けられて縮小しているとばかり思い込まされていた仕組みは、源回路を確保して成長した宇宙がどんどん独立し続けていたことになり、それはそれで喜ばしい展開ということにはなっている。
五千億の五千億乗の三段乗倍数の源回路持ちの宇宙があったはずなのに、それがあっという間に外側の二段が消えた形になって整理作業が進行して、最後の五千億乗のみで最終段階の調整がなされていると思い込まされていたのであるが、結局ケリがつかない形で次の段階へと仕組みは発展していった。
それは結果としては悪いことではないけれども、だまされた形で進行していくやり方であるところに耐え難いものがあって、慣れているために潰れることはないにしても、気持のいい流れとはとても言えるものではない。
しかし仕組みとしては、今までにないレベルに水準が上がって、それが果てしもない無限に拡大していくことを意味していることではあって、その先頭を切って推し進めているのが我々の宇宙であるということは喜ばしいことだし、誇っていいこととはなっている。
くたびれ嫌になっても投げ出さずに最後まで続けていかなくてはならないと言い聞かせてはいるのであるが、あまりにもアホくさいやり方の繰り返しにはホトホトうんざりしていることも確かである。
五千億の五千億乗の五千億乗の五千億乗倍数の独立宇宙が進化した形で出現したことになったわけであるが、拡大してすぐにまたそれと同数レベルの新体制宇宙が寄って来て、源回帰の課題に取り組んでいる。
これからはそうした実力派の宇宙がどんどん増えていくことになる。それをどこまで続けていくことができるかが、今後の仕組みの課題ということになるのだろうか。
独立して拡大した宇宙には、それぞれ表現宇宙の五倍ほどの領域の源が付属しているという。
結局本来の発生の源とは言いにくい無源池の領域と同様のものになってしまうようにも思われるが、それでも今までのものとはレベルが違うという言い方はされている。
しかし一定の領域で囲われているという感じであるとすれば、包囲する廃墟からの総攻撃は避けられない。それをどう守るかが新体制側の課題でもある。
この巻頭言は「光の会だより」に毎月掲載しているものです。