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マレーネ・デートリッヒという女優の名前は、若い時から何かしら戦慄すべき感覚で私にはとらえられていた。映画の一本も観たことがなく、その容姿すら定かではなかったにもかかわらず、である。
古い映画をDVDで観ることができるようになり、シリーズの中に何本か彼女のものが入っていて、やっと映画の中の彼女を見たのであるが、その時はあまり感心しなかった。
戦慄するほどのものが感じられなかったのである。そのため一本を観ただけでやめてしまっていた。
ところが最近、ТUТAYAで「真実のマレーネ・デートリッヒ」というドキュメンタリー映画のDVDを見つけ、昔の感覚を確かめたくて借りてきて観てみて驚いた。
自分が今まで抱いていたアメリカ映画のスターというイメージが覆り、そこに戦慄していたものの影を見たからだった。
彼女はドイツ生まれのアメリカ人、ナチを嫌って合衆国に帰化したと伝えられている。
そしていくら誘われてもヒットラーのドイツには帰ろうとはしなかった。それどころか連合国の兵士と共に世界各地の前線を渡り歩いていたのである。
そして彼女は前線の兵士向けに「リリー・マルレーン」をドイツ語で、英語で歌っていたという。
私はこの歌が好きで、加藤登紀子のフランス語で聴くのであるが、借りてきた映画の中でマレーネは英語で歌っていた。
彼女が歌うとかなり自堕落な感じがするのであるが、妖婦の名の高い彼女なら当然であったのだろうか?
しかし女優の彼女からは戦慄するものの実態がわからない。変だと思って調べてみたら、彼女の母親にその原因があることがわかってきた。
彼女の母親はヨーロッパのある秘密結社に所属していて、異次元感覚のある女性であった。しかも一神教のヨーロッパでは珍しい仏教系であって、仕組み的には正統派だったのである。
妨害が激しくて情報が乱れるので、確認することがなかなか難しいけれども、その中から仕組みがらみになってくる部分を拾い出して、六度目のツアーのテーマにしてみよう。