02.求道のあかし

求道のあかし 平成26年4月1日

また新しい年度が始まった。最近は新年の御年のお言葉で始まり、その総括で年がしめくくられる形に変わってしまっているが、日本の場合は新年の始まりを四月にもってくる形は未だすたれてはいない。

御年の「熟慮と展開」の標語、それはそれでいいとして、本年の光の会の新年度に関しては、仕組みが一段階進化した意味を込めて、新機軸を打ち出すことになった。

世界旅行を取りやめて世界神行の浄化活動に取り替えた、十神界十大陸十惑星の光の会の仕組みの課題、その成果がはっきり出てきたのが今年の特徴ではないかと思われる。

それを新年度の新機軸として打ち出そうとしているわけであるが、それはひとえに会員諸氏の努力の賜であって、仕組みの総合先導役としては、これに優る喜びはないというほどの思いがある。

仕組みは地球人類全体の現場のものであり、それが宇宙全体へと及んでいく性質ものではあるが、その中心にあるのはあくまでも神界コースを中心にした、光の会の会員が先導して取り組んでいるものだからである。

五千名ほどの会員がいなければ成り立たないような仕組みの会、それが最盛時で五百名未満、世代交替してからは五十名あればいいと言われながらの実質百名ほどの会員、そんな弱小集団によって細々と取り組まれているのが、光の会の仕組みの浄化活動というものなのである。

もちろん人類全体、あるいは地球や太陽系全体を巻き込んで展開しているのが、真の仕組みではあるけれども、わずかな人数の光の会が受け持っている分担分には思いがけないほどのものがある。

本年度はその努力が評価されて、会員に仕組みの真の課題が現れるに至ったことを祝いたいと思う。

先導役のみの仕組みの課題ではなく、会員それぞれが自分本来の仕組みの課題と対面し、それに取り組まなくてはならない段階にまで到達した。それは厳しいものではあるけれどもめでたいことなのである。

その具体的な判定基準としては、会員に示される三つの数字によるものとなっている。つまり奉納ポイント五千点以上、仕組みポイント五百点以上、佐田ポイント五万点以上という数字である。

今までこの数字は三度の位相拡大の調整が成され、今回の調整で会員にそれぞれの仕組みの課題が神界から提示されるまでに至った。ここまで来てやっと光の会の求道や人生道を超えた本題が出てきたことになる。

もう既にそうした本人独自の仕組みの課題に取り組んでいる者がいるけれども、今後は数字でそのレベルに到達したとみなされた会員に、仕組みの課題が出されることになる。

どんな課題が出されるかは人間レベルでは判断できないけれども、そこからは数字の出し方の基準も変わることになる。逃げないで前向きに取り組んでもらわなくてはならない。

光の会の真の意義はここから発揮されることになると言っても過言ではないが、ここまで至るためには会員諸氏の多大なる努力や協力があったことを銘記しておかなくてはならない。

さらなる光の会の維持発展のための資金カンパや諸々のバックアップが必要であることも、改めて訴えておかなくてはなるまい。

この巻頭言は「光の会だより」に毎月掲載しているものです。




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