No.39 自由の女神はなぜ日本に来たのか 平成14年4月1日
自由の女神像はアメリカ合衆国のシンボルとしてあまりにも有名であるが、その同じ自由の女神像が1998年3月5日にフランスから日本に贈られた。
これは日本におけるフランス年の催事の一つとして東京都のお台場海浜公園に立てられたものである。
自由平等博愛を旗印にしたフランス革命の象徴としての自由の女神は、ギリシャ神話の戦いの神をモデルにしていると言われ、マリアンヌの愛称で親しまれているとか。
しかし、筆者にはこの女神像は民衆を蜂起させてフランス王国を守ったジャンヌ・ダークに思えて仕方がない。
マリアンヌと呼べば聖母マリアを連想するのだが、ジャンヌ・ダークが重なると自由のために戦った戦いの神にふさわしくなる。
ニューヨークに立っている自由の女神は、どう見てもアメリカ合衆国を守護しているペルセフォネ(日本の神で言うキクリヒメ)に思える。
昔アメリカ大陸がアトランティスと呼ばれた広大な大陸だったとき、ポセイドンに嫁いだクレイトウという神的な女性があった。
(プラトンの「クリティアス」による)その女性もぺルセフォネ系で、長い間王妃としてアトランティスに君臨した。
フランスの自由の女神(アテナ=ヒツジヒメ系)はこのペルセフォネを押さえることになってしまうのだが、アトランティス大陸沈没とともに落ちたペルセフォネの正しい復権復活は成るのであろうか?
超大国として世界の頂点に立ったアメリカ合衆国は、クレイトウの復活ではあるが、ハディスにさらわれたペルセフォネ本体の真の復権復活とは言いがたい。
一方20世紀末の日本に、父神ゼウスが守護するフランスからやってきた自由の女神は、日本を守護するアマテラス(ヒツジヒメ系)、つまりマリアンヌとして立っているのだろうか?
どう考えても筆者にはそれがジャンヌ・ダークに思えて仕方がないのである。
ジャンヌ・ダークの系統はアテナではなくクロノスの妻のレア系である。レアは日本神的にはスセリヒメ系。
天皇孫の愛子内親王(スセリヒメ系)の誕生の前祝いだったか、それともアメリカと同様に、大和民族の先祖の悲願を封じ込めようとして立っているのであろうか?