No.19 大和民族のあやまち 平成12年8月1日 佐田靖治著
大和民族が遠くイスラエルから渡来した民族であることは、以前にも解説しておいた。なぜこの民族が中東から遠い極東の辺境の地まで渡って来たか、ということも前に説明しておいた。
イスラエル民族が彼らの父祖の地から出るにあたっては、エフライムの十支族とユダヤの二支族に分かれて流出したことは歴史的事実である。そして、地球全世界に広がっていったことも一般的に知られていることである。
その一部が極東の島国日本に流れ着いて、先住民と融和して定着したと思われる。
その流れの中には、中国を経由したエフライム十支族と、朝鮮半島を経由したユダヤ二支族と、その両者が合体して南から入って来た大和がある。
そして、後に彼ら十二支族は日本の島国で融和して日本の支配者となった。しかし、彼らは渡来した目的を達成することができなかった。このことも前に説明しておいた。
イスラエル神選民族と神国日本が成し遂げなければならなかった神の仕組みは、現段階でも装いを変えてうごめいている。
神選民族が取り組んだ神の仕組みは、人類に託された神の仕組みの第五回目で、今回は第六回目の仕組みに変化している。その違いに気がつかなかったために、明治維新以降の大和民族は大きな過ちを犯してしまった。
神の仕組みは宇宙浄化宇宙変革の仕組みであって、地球世界だけの問題ではなかった。
その見通しが立っていなかったため、天皇を立てた大和民族は、八紘一宇という世界統一理論を振りかざして、近隣諸国を侵略するという大きな犯罪を犯してしまった。
この罪は大変大きくて、第六回目の神の仕組みを担わされている者としては非常につらいことだが、先人の過ちをつぐなわなければならなくなっている。
イスラエル神選民族の役目は、神の仕組みとしてはもう終っている。しかし、神の仕組みをつぶす役目としては、中東に残ったユダヤ民族同様、過去の負の遺産と共に残っている。
仕組みをつぶすことが役目とするならば……。このことは、日本を中心とした地球の縮図の中の人間と、人類全体の役割という意味からみると非常に重い課題で、地球人類発生以来人間が苦しみ続けてきた秘めごとにつながっている。