人生は自分の一生分だけでいいわけであるが、仕組みは人間の一生だけではすまない難しさがある。
もちろん人間でいる以上は人間の一生を生き切ることだけを考えておけばいいのであるが、宇宙生命は物質人間だけではとても収まらない。
むしろ死んでからの方に生命の本流がある場合は、とても人間の一生だけで命を考えるわけにはいかない。
ましてや何世にも渡って仕組みを担わされているとしたら、とても人生のみでは収まらない。
だからと言って人間である以上は、人間を生きる以外にはないわけであるが、人間の生以上の生命を生きようとする思いが湧くのも事実である。
特に宇宙浄化宇宙変革の仕組みなどという人間を超えた仕事などを続けていると、そうした思いも増してくる。
老化がそうした思いを増幅させていることは間違いないけれども、だからと言って長生きしたいわけではない。
老化というものは思った以上に厳しいもので、死に向かう肉体は自分の意志通りに動いてはくれない。
人生のみで終わる生命ならば、老人人生をのんびり生き終えることもできるかもしれない。
しかし仕組みの仕事などに取り組んでいると、敵は情け容赦なく老化していく肉体を攻めてくる。
それをしのいで仕事をどうこなせばいいのであろうか? それが老人の切なる思いとなってくる。
とかく世の中には永遠の生命への夢や願望が描かれる。
そうしたものとは無縁の思いであると考えてはいるのであるが、周囲から見るとそうした欲ボケの願望と同種のものかもしれない。
だとすれば、その思いはかなり危険なものとなって、敵の攻撃目標ともなりかねない。
そうしたことまで考えたりしなければならなくなっている自分は、やはり確実に老化していると判断せざるをえなくなる
最近の日本人は百才を越えて生き始めており、七十代などまだ若い方ということにはなるのであろうが、それでも肉体の老化は止めようがない。
光の会を中心にした神界コースの仕組み世代も確実に老化を続けているので、その対策もしておかなければならなくなっている。
そのこともあって、今回五百才の生命エネルギーを導入することにした。先日の月例会で話したことでもあるのだけれども、これは仕組みの秘密儀軌の一つである。
秘密儀軌に関しては、インターネットのあちこちの無料ブログで「秘密儀軌ツアー」などといったものを立ち上げてみた。
光の会が世界では埋め込まれてしまっているので、それを起こすことが目的の一つではあるのだけれども、仕組みや自分の生命とか人生の暗闇に光を当ててみたいという思いもある。
世の中は隠し事や秘密で満ちあふれている。それを暴き立てたいわけではないけれども、その処理を誤ると、求道や仕組みなどふっ飛びかねないからである。
人間の一生だけでいいとするのであれば、そんなものは無視して隠し通せばいいのかもしれないが、宇宙を貫く生命や仕組みであってみれば、そこらあたりは大問題となってくる。
光の会のレベルもそこらあたりまでやって来たということになるのだろう。
この巻頭言は 「光の会だより」 に毎月掲載しているものです。