07.被官ひとり大神の稲荷神行

被官ひとり大神の稲荷神行 85

七月十五日(木)のつぬぶて山の神行を一回休んでまで行われた立権式であったが、事はそれほどうまくは進まなかった。

祐徳宇宙の復活から、富士山での引き継ぎ(元親爺との交代)、そして伏見稲荷へと行進して立権式という段取りであり、その間十日の予定が組まれていたが、伏見稲荷大社での祝賀会までは遠い道のりであるように思われた。

それほど簡単にいくはずがないことが、簡単に進行していくように見せかけられていた。

しかし実際には伏見稲荷大社での立権式は、伏魔殿側が立ち退かないため思ったようには成らなかった。

他の事で忙しくてそちらとの対応ができないまま、一週間ほどたって状況の確認をしてみると、七月二十日(火)の段階では、大社から追い出されかかっていたのだった。

三パーセントほどの復活では無理もないことであったろう。

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