07.被官ひとり大神の稲荷神行

被官ひとり大神の稲荷神行 84

被官ひとり大神の立権式を執り行うということで、富士神界での主神交代の儀式と祝賀会が終わると、次の日の七月十一日にはもう伏見稲荷大社へと仕組みグループは向かったのだった。

あまりにも早い展開なので、よほど以前から準備がなされていたか、あるいはそれが望まれており、つぬぶて山の神行が進行していくにつれて、その可能性が高まっていたのだろうと思われた。

各地の神行の解説をすることを伏魔殿側が許してくれないし、次第に神行が隠されるように変化していく感じがあって、こちらは気になってはいた。

しかしまさかそこまで進行しているとは思っていなかったので、どうなることかと期待を込めながら対応し続けていったのだった。

もっともこちらは次から次へと新しい動きが噴き出すので、その対応に追われていて、直接立権式に立ち会うことができないまま、日が過ぎていくのだった。

かなり時間がかかるという情報だったので、そこらあたりは成立するのを待つしかないのだった。中で何が起こっているかについての報告はなかったからである。

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