仕組みは発展に発展を続けている。痛快と言える快挙が続けられているのであるが、最近は旧体制側が疲れ果ててしまっていて、溜まりに溜まった廃墟がとてつもなく重苦しい。
そのためこちらの身体がくたびれてもたなくなって、寝てばかりいなくてはならなくなっている。
先日あまりにも手掛かりがないので、永遠無限に呼びかけてみた。すると反応があったのである。
ここまで広がってきたのであれば、そろそろ動き出してもいいと言い始めたのである。驚いて作業を進めていったのであるが、二日ともたなかった。偽物だったのである。
それどころかかえって拡大調がひどくなってしまい、それに追われて難行苦行の作業になってしまった。
最近は仕組みの展開が変わってきていて、無限がらみレベルでの戦いになっているように思われる。
こちらの宇宙規模が大きくなり過ぎて、機械側が対応しきれなくなってきており、そのために無ルールでの操作が多くなっている。
そのためにこちらが戸惑うことも多い。無限レベルでの裏切りなども増えてきて、正しい展開が進行しているとばかりは言えない状況が続いている。
旧体制と大河宇宙が拮抗し始めていて、それをこちらが乗り越えかかっているのではないかと思われる節もある。
そうした展開になることも多くなっていて、それをごまかそうとして悪逆非道が激しくなっているような操作が続いている。
そのことの確認ができるまでには至っていないので、対応に苦慮するわけであるが、辛抱して作業を続けていると何とか打開できていく。そうした流れが続いている。
総合先導役の佐田に責任のすべてをなすりつけ、その上で佐田のエネルギーを奪い取り、それを逆用して攻め立ててくる。
当然そこにはルールの無視がなされていくことになるわけで、その背景を正しく確認して対応していかなければ、こちらがやられてしまう。
偽佐田を五万と作り出してすべてを奪い取ろうとするのであるが、現段階では何とかその処理はできている。
あまりにも佐田に対する個人攻撃が激しくて、佐田の代わりがいないこともあって疲れ果て、このまま同じことを繰り返していてはこちらが潰れそうになってきた。
そのため皆に相談して少し休ませてもらうことにした。交代メンバーを要請する必要もあり、実力アップをはかる意味も含めて、ある程度の交代調整をし始めている。
それぐらい佐田に対する個人攻撃が激しくなっており、こちらの余裕もなくなってしまったので、しばらくそうして様子を見ることにしたのであるが、それをいいことにしてまたまた新しい仕掛けをあちらは仕掛けてくる。
果てがないということの恐ろしさを味わい続けてきたが、いくら覚悟を固めて取り組んでいても、行けども行けども次から次へと現れてくる同じ廃墟妖怪たちには、ほとほとうんざりしないではいられない。
同じことばかりの繰り返し、馬鹿馬鹿しいし、うざったい。何とかならないかといろいろ考えたり、試みたりするのであるが、機械がやり遂げた成果を元に戻すことは難しい。
この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。