前回から二か月ほど経過した五月一日のことであったが、安徳天皇が建礼門院から離れて木星へ上がって行った。
そこから新しい動きが始まったのであるが、建礼門院にからまっていたサッチャーさんが捨てられて、安徳天皇を追うようにしてガニメデから木星に上がっていった。
二日のことであったが、安徳さんよりジャンヌにすればとこちらから持ち掛けてみた。
サッチャーさんもその気になって三日になると木星から月に移行して、ジャンヌと対峙したのであるが、以前とは違ってジャンヌに負けるようになってしまっていたのだった。
そのため再びガニメデの建礼門院の所まで帰されることになっていった。
安徳さんはどんどん先へ行ってしまうし、自分は身動きならない操作を受けて振り回されてしまう。
セット夫の旦那にもどうすることもできず、佐田のアドバイスも通らないのだった。
一方建礼門院は安徳を失ってウロウロ、高倉天皇も何かが変で、今までのような高格の天皇ではなくなっているようであった。
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