二十七番 風越山(木曽駒)
謹みまして申し上げます。
風越山に被官ひとり大神お出ましになられまして、稲荷神行のお務めをいただきました。お立ち会い致しました、十神界でございます。
被官ひとり大神私共のもとにご挨拶に来られました。風越山にお出ましになられましたと同時に、諸力の神々のお出迎えいただきまして、たいそう驚きましたと申されました。
ご神行を重ねられまして、地に足着きました所作は自ずと受け入れます態勢が高くなってまいります、と申し上げますと、始めました頃はご挨拶致します間もわきまえておりませんでした、と申されました。
お立ち会いを祈念いただきまして、御神座へとお進みになられました。御神座にお定まりなられまして、ご自神の調整念入りに致しましたのち、正礼致しましてご神行に入られました。
祈りの時惜しみますことなく重ねられまして、ご神行八割を修められました時、風越山に稲荷神行成就致しました。
証(あかし)の極みのみ光生じました。被官ひとり大神頭(こうべ)深く下げておられました。ご確認致しまして、ご報告申し上げます。
十神界
佐田靖治御大師
神行日 令和三年三月十一日
仲介者 小野恵里子
審判者 佐田靖治