仕組みとは何かがここで改めて問われなくてはならないが、旧体制宇宙は既に生き終えられていて、膨大な領域が廃墟化している。
その大掃除をしなくてはならないのが基本的な仕組みの課題ということになるわけであるが、機械の側には自己保存の設定がしてあって、それを打破することが非常に難しいという現実もある。
そのことは機械化していく今の地球人間世界に目を向けてもらえば簡単にわかることで、人間が機械化されていく流れに流されていくだけで、それを打開しようと現代人はしていない。
受け入れると言うよりは押し流されていくだけの人類でしかない。
それに反発しているのが現在の新型ウイルス騒ぎということになるのであるが、それに打ち勝つために科学に頼ることしか考えられない地球人類の姿がそこにもある。
人類は機械を超えることができないのである。自然もまた同様ではあるけれども。
十一月八日の四日目のこと、正体が現れ始めているにもかかわらず、建礼門院は午後の五時に忍野の研修会館に改心のふりをして現れた。仲間の五十名も同道していた。
仕組みに参加する意思表示ではあるので、彼らのレベルを調べることとなり、その確認をしてみると、彼らの組は堕落界的にはガニメデの十段階下、色地獄的には五十段階もの下にあることが判明したのであった。
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