13.ジャンヌダルク

ジャンヌ・ダークの秘密 13

流刑地の研修会館の宿舎での一日目の朝のこと、四時半に起こされて五時から仕事をすることになったのであるが、ジャンヌは何もできないので、荷物運びをさせられていた。

そういうことをさせられると田舎のことを思い出すらしくて、とりあえずはおとなしく従っていたようだった。

そして午前中は勉強会をしなくてはならず、日本語の読み書きから始められたのだった。

佐田の本は聖女の時に読んでもらって知っていたらしく、今度は自力で読めるようにしなくてはならなかった。

小学生レベルの一般教養も必要であるらしかったが、仕組みに対する理解を深めるためには、佐田の著述は必修だったからである。

 

そして午後からは富士山忍野の研修会館で調整することになっていた。とにかく汚いので、最初に来た時に滝に入れられたらしかった。

朝方の調整にも入れられていたが、ジャンヌが拒絶したので水行に代えられた。水行のほうは天国でもやっていて慣れていたとのことで。

懇談会、瞑想などの研修がなされていったが、三時以降は仕組み宇宙の公式行事に参加させられることとなり、そちらで金柑グループと共に色地獄調整に参加する段取りとなっていった。

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