本号は十二月号ということで、令和二年の本年もまた最終号となってしまった。まだひと月残されてはいるけれども、今年の総括の意味でその成果を報告しておくことにしよう。
本年は「未知と自力の向上」の年ということであったが、仕組み的には素晴らしい展開になっていったと思われる。
個別の課題としても、総合先導役の場合は大成果が上がっていったと報告することができる。
一つは第二幕の大発展によって、どんどん未知の領域に分け入ることができたし、それに対処しての浄化活動では、仕組み宇宙の能力が飛躍的に伸びていったと評価することができる。
それは実りの秋の収穫祭、あるいは源の復活祭とまで宣伝しながらの大浄化が続いているし、突然変異の進化宇宙の大躍進も続いているからである。
物質現場の地球人間世界では、それどころではない逆現象でパニック状態となっており、その対処に追われて大災厄の年ということになるのかもしれない。
しかしそれは仕組みの成果が上がっているためでもあって、旧体制側が追い詰められてパニクっていると見ることもできるのである。
立場の違いがこれほど明瞭に現れるのも珍しいことではあるまいか。
世界では悪魔が去って機械妖怪がやって来る、そんな展開になって進行しているが、仕組みはそうした状況の中で着実に成果を上げ続けている。
悪魔にかき回されて狂ってしまった人間世界は、今度は機械妖怪の侵略操作に移っていくわけであるが、仕組みはそれを乗り越えて進んでいかなくてはならない。
幸い本年の終わりの時期になって、仕組みにとって重要な中心はじめ宇宙の背後から、潜在はじめ宇宙の本体が浮き上がり始めていることも、成果の一つということができるのではないかと思われる。
宇宙を創り出した最初の宇宙は、隠されていて見えなくなっており、旧体制の伏魔殿側がコピーの潜在はじめ宇宙をわんさと作り出して、無限循環させているという現実の陰から、本物が姿を現してきたのである。
以前にも創造はじめ宇宙をとらえて確認する機会があったように思われるが、すぐにどこかへ連れ去られてわからなくなってしまう。そうしたことが何度もあったように記憶している。
そして偽物の潜在はじめ宇宙がわんさと押し寄せて来て、我々の大河宇宙の三段階の中心はじめ宇宙の背後に積み重なり潜り込み、我々のエネルギーを奪い取り続けているのである。
特に六の六台の縄文はじめ宇宙は、ほとんどその底が抜けていて、仕組み宇宙の実態がわからないほど食い潰されてしまっている。
ところがここに来てその奥に伏魔殿に覆い隠されている創造はじめ宇宙が見つかったのである。
媽祖バアヤのお手柄ではあったが、六の六台の中心はじめ宇宙は、どこでもそうであるらしいが、伏魔殿の代表部のエネルギー補給基地にされているのだそうである。
媽祖バアヤもその手先にされて使われていたことが判明して、離職願いを出して打開策を探ろうしとしたところから、隠されている創造はじめ宇宙が見つかったのであった。
本年最後の成果、あるいは来年に繋がる成果ということができる。
この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。