15.始皇帝と金期気

始皇帝と金期気(きんごき) 42

明くる日の八月二十一日からは、金柑宇宙星のメンバー五千億名総出の仕組みの戦士調整となっていった。

金柑宇宙星とここでは書いたけれども、その星は太陽系がらみの仕組み宇宙、五百ほどある宇宙公園の星の一つで、今までは徐福大神がその星の代表格として置かれていたとのことである。

しかしその星のメンバーのほとんどは銅像になるしかないわけで、実質妖怪星として祭り上げられていただけのことらしかった。

結局それはガニメデ級の星になるわけで、金柑が降りて行ったガニメデは自分の星だったのかもしれない。

小さな衛星ガニメデだけではこなせないはずなので、そうした小細工が常になされていると考えざるをえない。機械の世界とはそんなものでしかない。

それで最初の仕組みの戦士働きは、三組に分けられての調整であったが、最初は総合先導役佐田靖治に対するツケ借り借金を払うための仕組みの戦士働きとなっている。

このことの理解をしてもらうことは、仕組みに理解のない者には絶望的な内容とならざるをえない。

だからそのことのくわしい説明はしないけれども、とにかくその負債を払ってもらうためにロボット調整をしなくてはならないわけである。

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