仕組みの戦士ロボットというのは、仕組みの課題がこなせないメンバーに、特製のロボットでこなしてもらおうという試みなのであるが、これは佐田体制宇宙では常設されたシステムともなっている。
そのため金柑組も始皇帝とか神官、李斯といった落ち込みのひどいメンバーに試みたということであったが、その日から佐田が特別設定で改めて行う形にしたのであった。
まず金柑グループの三派から男女各五十名ずつ出てもらって、試験的に調整してみたのであった。
三派とは、元宇宙組、六台宇宙組、旧体制組の三派のことである。それぞれ男女五十名ずつということであったが、木星レベル、ガニメデレベル、それ以下レベルの三段階に分けられていた。
その中に主なメンバーはすべて入っていたが、最初の試験的な試みでは、三十分コースの設定で、二十分から四十五分ほどで終了したけれども、早い者は十二分、遅い者は四十六分かかったという結果であった。
この過程は五回で一段階、レベルの低い者とか、旧体制側の者の場合は、設定通りにはいかないケースもあると思われるが、ともかく新しい試みが始められたのであった。
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