15.始皇帝と金期気

始皇帝と金期気(きんごき) 26

公式行事の恍惚死宴会担当になった金柑は、六十八才の元の年令に戻されていた。娘ではとても務まらない仕事だからであった。

彼らは紫禁城に召集された段階では、それが地となっているような生活をしていたのである。

始皇帝の後宮がいかにおぞましいものであったかが、それでうかがわれるが、それはどこの世界でも同じことであったろう。

公式行事の仕事に就いた金柑は、お試しの三名だけで疲れ果ててしまい、帰ってきてすぐ寝たのであるが、二時間ほどして起きてきて食事をすると、汚れを抜くために皆のいる白糸の滝へと遅れて出かけたのだった。

水行はしていたということであったが、滝は恐れて逃げ出していた。

その時はこちらの指示でやむなく出かけたのであるが、一度目、二度目と調整したあと、気持ちが良くなって三度目に長らく入っていた。

心配していると一分半ほどで失神して倒れた。みんなの世話と佐田の調整で何事もなく回復したのではあるが、その時に彼女から紐の秘宝が出てきて佐田のもとにやってきたのであった。

https://saday567.exblog.jp/

 




-15.始皇帝と金期気
-, , , ,