15.始皇帝と金期気

始皇帝と金期気(きんごき) 23

佐田の元にやってきたイスラエルの夢、髪飾りの秘宝は、鵺操作された李斯が金柑から奪い取ったものであったが、それが佐田の中に持ち込まれると、仕組みの膨大な領域が佐田の責任のもとに集約されてくるのだった。

結局それは金柑が投げ出してしまったものであり、それを佐田が身代わりでこなしていく展開となっていく設定がなされていたのだった。

それは以前の天命のバッチも同じであったが、佐田の働きで取り出すことができる仕組みのエネルギーを、伏魔殿側が奪い取る作戦だったのである。

つまり二千年前の仕組みで始皇帝に使われてしまったエネルギー、それの復元と新しい課題をそれに込めて、その仕組みのエネルギーを先取りする伏魔殿側の仕掛けだったのである。

佐田がそれをこなしていくと、イスラエルの課題は佐田預かりとなって治まり、金柑組が仕組みの役目を捨てない限りは佐田に逆らえなくなり、結局は思い直して忍野の寮にまで戻ってくるしかないのであった。

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