15.始皇帝と金期気

始皇帝と金期気(きんごき) 22

金柑が忍野の寮の一人部屋で紫禁城での予定を瞑想していると、突然そちらに連れ出されて行って、そちらでの活動が始まったのであった。

ところが何事につけても思い上がりが強いし、協調性がないので皆に嫌われて追い出されてしまったのだった。

もちろんそれは操作されてのものでしかなかったのだけれども、何一つ自分の思うようにいかない事が嫌になって、寮に帰ると色街の仕事にも行かずに金柑はふて寝してしまったのだった。

茶断ちのトレーニングは二時間でパー、そのほか何をやってもうまくいかない。

佐田も最初はそうで、見るべきものは何もないと馬鹿にされていたと慰めてみても収まらない。

そしてとうとう佐田に逆らって落ちていったのだった。

その時金柑からイスラエルの夢と言われる髪飾りが抜け出して、佐田のもとへやってきた。

それと共に金柑は堕落界脱落界へと落下していき、前回の五千段から七千段まで落ちていったのだった。

そして周りのメンバー達、徐福や韓非までが狂い始め、佐田にそっぽを向いてしまったのだった。

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