15.始皇帝と金期気

始皇帝と金期気(きんごき) 15

腹が座っているというか、居直ったと言えばいいのか、金柑はこちらの言うことを素直に聞いてその通りをやるではないか。

佐田の値踏みをしていると言えばそれまでであろうけれども、お互いを知るためにはそうして実際に動かないと明白にならないので、それはそれでこちらも満足なのであった。

 

そうして二十分もたったころであろうか、堕落脱落コースを一気に五千段まで下りて行ったところで、もうこれ以上は無理だと音を上げたので、こちらに逆らったけじめをつけるために月まで戻されて、処刑処罰が行われたのであった。

五千回が二回、佐田に逆らった分と過去に堕落して月まで落ちていた分、それと木星調整分五千回、合わせて三回の処刑処罰がなされたのだった。

 

それは六月三日のことであったが、そこまでの調整をすることで五合目まで上昇し、やっと地球の幽界にたどり着き、皆と合流できることになったのであった。

それに対応している金玉は、仏界神となって中国の兵馬俑の中に隠れるのだった。もちろんメッキでしかないのだけれども。

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