浅間山に連れていかれた金期気さんはすぐに帰されてきた。しばらく様子を見ましょうという審査であったとのこと。
当然のことだろうと、こちらは何が起こっているのだろうと不思議に思うくらいのものでしかなかったが、その陰にソロンのような李斯がいることがわかってきた。
それからが大変であった。
さっそく李斯がとっ捕まえられて裁判される段取りになっていったが、浅間山ではなくても富士山でできるということで、
さっそく裁判が始められたのであるが、即決の判決が出される間もなく、すぐに富士山で処刑される展開となっていったのだった。
いったい何が起こっているのだろうと思う間もなく、李斯の五千回の処刑ばかりではなく、神官が五百回、始皇帝まで五千回の処刑がなされていったのであった。
その件に関してはこちらに対しての確認や同意など何もないままであった。
こちらはただ唖然とするばかりであったが、仕組みの中心拠点であってみれば、当然の処置であったことだろう。
徐福先生や韓非氏は無罪とのことであったが、取り巻きの女性五名全員は五百回から五千回の処刑が敢行されたのであった。