太陽系の仕組みが七才レベルに到達したのは五年ほど前のことであるが、この課題はなかなか難しい内容になっている。
この太陽系の宇宙年令は、最初は五才とされており、神界コースの仕組みの課題をこなしたくらいのところで六才に上がった感じであった。
世代交代がなされたり、五台レベルの男の課題が一段落ついて、女の六才が始まったとされたのであった。
それと同時に奇数の男と偶数の女のヘドロがひと月ごとに交代して流れ込み始め、男の寝ないサイクル、女の寝サイクルといった廃液調整の難題もやってきたのであった。
そのほかにゴミ捨て場の子供のサイクルもあって、それが三つ巴になって巡り始めると、もう何が何だかわからなくなってしまう展開となっていったのだった。
男の太陽暦の十二か月、女の太陰暦の十三か月、それに子供は十段階ではないかと思われるような、もつれあったヘドロやゴミの処理問題が展開していったのだった。
それが女の六才の課題が乗り越えられて子供の七才に上がったとされた時には、仕組みはそのまま順調に推移していき、それが終わったときにはすべてが完了するのではないかと思われたりもしたのであった。
ところがことはそれほど簡単なものではなかった。
五才六才七才というのは、五台六台七台の意味もあって、その立場から対応すると、六台宇宙では七才の課題はこなせなくなるわけで、そこから二重の三段階方式が導入されることになっていったのだった。
つまり五の五六七、六の五六七、七の五六七の三段階で、その方式ならば六台でも七才がこなせる展開になるわけであった。
この三段階の中には、男と女と子供の三つのほかに、元親と代理親、それに本身と半身(反身)、それに生殖器の問題が含まれている。
五才レベルでは男と女のセット調整がなされるのであるが、六才レベルではその分離独立が成し遂げられる。
ところが七才レベルでは元親と代理親の調整と共に子供の調整が進められることになるのであるが、これが思いがけないほど難しいのである。
生殖器と代理親の問題と色地獄の難題がからんで錯綜してしまうので、元親も簡単に自分たちの子供の見分けがつかなくなってしまうのである。
アーサー王が自分の子供を簡単に受け入れなかったという伝説がそこらあたりの難しさを暗示しているのであるが、第二幕目の仕組みはそこらあたりの再調整が繰り返される展開となっていくようである。
大和の仕組みにしろ、縄文の仕組みにしても、まだ元親組の課題がこなされてはいないのである。
そのため代理親が先導して仕組みをこなそうとすると、なかなかうまく噛み合わなくなってしまう。
太陽系の宇宙の仕組みは佐田宇宙が先導しているので、代理親系の仕組みで進行していったのであるが、第二幕目になって突然のように元親組が現れて、仕組みのやり直しをしているような状況となっている。
旧体制の五台六台七台の三段階は同じものの繰り返しとされているが、仕組みの課題としてはまったく新しいものとしてとらえ直す必要があるようである。
この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。