元親父の第一回目の稲荷神行が赤城山で終了したあと、こちらで確認させてもらったところ、元親父から宇宙軍創設の要請がなされたとのこと。
そして神行で動員された宇宙軍の一部が、まだ赤城山に残されているとの報告があった。
盟主の岡田以蔵大神にそこらあたりのことを確認すると、大神はその要請があった時、すかさずアーサー王のもとへ出かけて確認したとのこと。
しかしアーサー王には、まかせると言われただけだったとのことであった。
それで以蔵大神は困って山のメンバー達と協議を続けていたが、結論が出ないとのことで、
どうすればいいかとこちらの意見を求められたので、それは行き過ぎである、と即答したのであった。
つぬぶて山の盟主はそれで満足したとのことであったが、つぬぶて山に宇宙軍を駐留させるという突拍子もない要請は、それでないこととなって事は治まった。
そんなこんなでアーサー王六台宇宙元トップの実力者の神行は、そうして始められたのであった。
みすぼらしく落ちぶれたとはいえ、その本領発揮の実力には包囲網や傍観者、その他もろもろに感嘆されたとのことであったが、
稲荷神行そのものについては、しばらくは様子見といったところが大方の評価であるとのことであった。