佐田の元親父は仕組みを裏切って、アーサー王宇宙五千億の三分の二を引き連れて無限回帰するという過ちを犯したため、その責任を問われて大苦労していた。
次第に正常化してきてはいたが、仕組みが第二幕に入って発展し続けていく流れに逆らえなくなり、先行している三分の一に追いつくほどのところまでは復活してきたのだった。
第一期では仕組みの先頭をきって輝いていたが、降りてきてからのみすぼらしさは、皆にそっぽを向かれるほどのものとなっている。
今でも先頭の立場はあるようであるが、何かが足りなくなって過ちの責任が取れないでいるのではないかと思われた。
そのことから稲荷神行の課題が改めて出されたのではないかと推測されるが、その情報がこちらに届いた時、笠間稲荷大神が割って入ってきて大喜びしておられた。
大神は以前から稲荷神行のことを提言していたとのことであるが、聞き入れてもらえなかったといって怒っておられた。
そして稲荷宇宙の代表である祐徳神社のオオクニヌシ大神も出てこられて、そのことを喜んでおられた。