エリザベス一世バアヤと年下のエジンバラ公がセットだということがわかった時、改めて彼の仕組み関連の動向を確認してみた。
すると彼は二年ほど前から日本にやってきて、富士山を始めとした山々や神社巡りをしていて(それぞれ五十五か所)、明治以降の天皇夫妻には全員面会済みなのだという。
佐田の文章は五年前から読んでいたとのことであった。
それ以前は英国国教の裏で、フィンランドの魔女の弟子になっていたのだという。
へたをするとバンパイアかもしれないなどと冗談まじりで話しているのであるが、そのことはともかくエジンバラ公が佐田のジイヤになりたいと申し出られたので、そこらあたりの調査をしたのであった。
既にアーサー王には受け入れられているとのことだったので、こちらも受け入れてジイヤ職に就いてもらったのだった。十一月二十六日のことであった。
態度が変化したバアヤはそのことを受け入れて喜び、さっそくセット調整に入ったようであった。
仕組み上の単なるセットエネルギー調整だけではなく、夫婦としての関係を復活させたとのことであったが、旧体制宇宙のセット関係の歪みがほどかれているので、くっついてもいいことだけではないとのことである。