佐田の解説
ナポレオンとアメリアのつぬぶて山世界神行が始まった。
日本が終わってすぐの連続で、祝賀会も満足にしてもらえなかった強行軍であるが、ナポレオンは激しい肉体労働が好きなので、ちょうどいいのかもしれない。
アメリアも最近ではだいぶおとなしく仕事をするようになったとのことで、富士山食堂のまかない方も安心しているようである。
まだまだ両者とも下積みのトレーニングが続くわけであるが、先生役を勤めている伊達政宗公は、残念ながら途中下車、つぬぶて山の処刑執行人からやり直してもらいたいくらいである。
ナポレオンは牢屋に入ってバンパイアにまで堕ちた男なので、その下積みもやり易いのではあろうが、大殿様として祭り上げられていい格好をしている政宗公は、まだまだ修行が足りないと言わざるをえない。
ともあれソロンに付きまとわれての世界神行、始まりもすさまじい。
先日ソロンの比ではないと司馬遷のことを書いたら、さっそく月の司馬遷のところまで出かけていったらしい。
そしてこっぴどく叱られて追い払われたとのこと。やはり司馬遷は本物らしい。
一方アメリアは、おとなしくしていないとすぐに里のマフィアがやって来るそうで、真面目に下働きをしていないと、まだまだ仕組みごとはこなせそうにない。
元宇宙の代表セットの代理親の分身ともなると、その課題は生易しいものではない。しっかりがんばってほしいものである。
■つぬぶて山神行、縮図日本から世界へ
一番 エトナ山(イタリア)
エトナ山に、ナポレオン大神、アメリア大神お出ましになられまして、つぬぶて山神行のお務めをいただきました。お立ち会い致しました、十神界でございます。
ナポレオン大神、アメリア大神は、日本国のつぬぶて山神行満行に至りました安堵を語られまして、ご用意致しました御神座へとお進みになられました。
足取りは軽く、行着は万全をきたしました態勢であられました。
エトナ山つぬぶて山の門開かれますと、ナポレオン大神、アメリア大神入りますいとまもなく、押し出されますように飛び出してまいりました。
この世のものとは思われません不浄を消滅致すべく、祈り深められますと、生じますみ光素早く広がりましての活躍、
功成しますほどに祈り深めてゆかれまして、時要しましたるのち完璧に至りませんが、つぬぶて山神行成就致しました。
証(あかし)の極みのみ光満ちあふれ生じ続けました。ご確認致しまして、ご報告申し上げます。
十神界
佐田靖治御大師
神行日 令和一年十二月十五日
仲介者 小野恵里子
審判者 佐田靖治