佐田の解説
ナポレオン大神とアメリア大神による日本のつぬぶて山神行が終了した。
それがいかに厳しいものであり、激しいものであったかは、お言葉を読めば一目瞭然なので、解説をつける必要もないことだった。
当たり前の場所の確認をすることすらがままならなくなってしまうほどの妨害が続き、へたをすれば中止をしなくてはならなくなるほどであった。
そのこともあってか終了したとき、ナポレオン大神は三日三晩の祝宴会をしたいと言ってこちらに許可を求めてきたので、それを受け入れたのだった。
ところが最初は宇宙領域からも祝賀メンバーが押し寄せて来ていたが、結局は一日で終わってしまったのだった。
対決神行の旧体制側のメンバーの祝宴会は三日三晩続くのだそうだけれども、ナポレオン大神とアメリア大神の場合は祝賀会が終わると、皆が散ってしまっていつもと同じものになってしまったのだという。
まだ世界神行が残っているので、それほどのものではないとのことだった。両者の立ち位置の違いが浮き彫りになる現実であろう。
まだナポレオンとアメリアの実力はそれほどのものではないわけで、第二幕に入ってからの二人は、現段階では神界の二合目を越えるくらいのところまで落ちている。
もっとも総合先導役の佐田靖治の場合も、まだ地球神界の六・二合目くらいのものではあるが。
何はともあれ、ご苦労さまでした。今度は世界のつぬぶて山に向かうわけであるが、間を入れることなく、毎週日曜日の連続となる予定である。