02.求道のあかし

求道のあかし 令和元年11月1日

令和時代の幕開けと同時に仕組みの第二幕が開いた。そう言っていいような展開となっている。

仕組みの中心である縮図日本の役割は、さらに重いものとなって被さってきているが、それと同時に世界の役割も重大なものとなっている。

特に中国に課されている難題をこなすことができるかどうか、それがこれからの仕組みにとって無視できない大問題となっていく。

 

時の流れは科学全盛の発展期にあり、人類が機械に席巻されてしまう危機を目の前にしながらも、それをどうすることもできないまま押し流されていこうとしている。

二千四十五年頃には機械が人間を完全に超えてしまうと予測されており、そのことに関してすら人類はただただ受け入れるだけで、止めることも反発することもできないでいる。

 

そうした流れは今後は中国を中心にして進行し続けていくと思われるが、それは宇宙科学が流し込まれていくからで、必ずしも地球人類科学者だけの努力ではない。

 

そのことを知らない地球人類は、破滅して廃墟化した宇宙科学をそのまま踏襲することになってしまい、それを改善するための仕組みすら自覚できないまま、ただただ押し流されていくしか道がない。

 

それから逃れる方法は、死後の宇宙世界に求めるしかないのが現状であるが、そちらの世界では仕組みの輝かしい花が咲き乱れている。

仕組みは第二幕に入っており、宇宙は地球人類の仕組みを中心にして、今までにない進化を遂げているが、それを地球人類の大半は知らないままである。

 

死後の世界、というよりあちらの世界、つまり本来の宇宙世界では、破滅した過去の宇宙の科学文明は克服され続けており、その未来は大きく開けかかっている。

それが第二幕なのであるが、我々地球物質人類は現場の薄汚い物質世界しか認識できないままである。

 

膨大な宇宙はこんなちっぽけでお粗末な地球世界だけで成り立っているわけではない。

最近は外宇宙に別の世界があり、別の生命体が生息している可能性に科学者たちが目覚め始めているが、依然として物質レベルでのみの議論となっている。

 

小説やアニメあるいは映画の世界ではそれが当たり前になってきてはいるが、科学はそれを認識できるまでには至っていない。

その認識ができるようになった時には、過去の宇宙がたどった破滅への道が再び地球から開かれてしまう。

宇宙の機械妖怪科学がそれを中国を中心にして目指しており、それが着実に現実化しているようにも思われる。

 

我々地球人類の仕組みメンバーは、それを阻止しなければならないのであるが、物質現場での参加者はほとんどいないに等しい。

仕組みの会の現実をみれば一目瞭然で、こんな現状で旧体制と戦うことなど狂気の沙汰だろう。

 

しかし、物質全人類ばかりではなく、物質地球の全生命体、あるいは物質太陽系そのものが仕組みのエネルギーに包まれて活動しており、宇宙的に見れば必ずしも悲観すべき状況ではない。

ただ物質地球の人類世界だけは、悲惨な科学に追い立てられ、狂い回る自然に翻弄され続けて、やがて機械の中に埋もれてしまうに違いない。

 この巻頭言は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。




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